IoTについて調べたら、IoT=センサー+分析 とわかった
IoTってなんだろう
IoT=Internet of Thing=モノのインターネット という言葉が世に出て久しいですが、「モノのインターネット」というのがいまいち理解できません。自分なりに専門書や、ベンダの技術文書から調べたことをまとめます。
学術的には、IoT=インターネット越しに様々なデータがつながる世界
IoTはそもそも何を意味しているのか。これを確認するために、IoT発祥のアメリカで発行された「ソーシャルマシン M2MからIoTへ つながりが生む新ビジネス」をよみました。その中でこのような記述があります。
単なるネットワークには、何の社会的価値もない。それは単なるコミュニケーション手段だ。しかし、ソーシャルという要素を加えることで、参加者がコンテンツを加えるようになり、「つながりがあること」に価値が生まれる。
また、IoTに熱心なCiscoの発行した「Internet of Everything」をよみますと、
以下のように記述しています。
Cisco believes IoE brings together people, process, data, and things to make networked connections more relevant and valuable than ever before.
どうやら、「IoT=人間・機械・データをつなげることで、新たな価値を生み出す。その手段にインターネットがある」
と意味つけられそうです。
産業界のIoTは、センサーによるデータ収集+分析
GoogleでIoTに関するニュースや取り組みを検索しますと、
がでてきます。一見よくわからないくくりですが、一つ共通していることがあります。
それは、
「センサーがデータを収集し、収取したデータをサーバが処理し新たな知見を出す」
ということです。
最近、ビックデータとIoTが同時に語られるようになってきている状況と符合します。
ちょうど、IntelがIoTのプラットフォームを作っています。
日経Linuxがよく記事にしているせいか? IntelのIoT=Edison と思う人がいるかもしれません。
EdisonもIoTの一つであることは正しいとおもいますが、どちらかというとセンサーのほうです。
IoTのさらなる進化に期待
IoTはまだまだバズワードの域をでていない技術です。これからもっとブレイクスルーとなる技術が世に出て浸透すれば、IoTの定義自体が変化してくることは十分にあります。事実、Cisco、Oracle、Microsoftといった大手メーカは矢継ぎ早にIoT関連の製品をだしています。市場のデファクトスタンダードにはどれもまだなっていません。これからも注目です。
参考図書
ソーシャルマシン M2MからIoTへ つながりが生む新ビジネス (角川EPUB選書)
- 作者: ピーター・センメルハック,小林啓倫
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2014/04/09
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